遺産相続は必ずプラスになるとは限らない

遺産の相続というのは人が亡くなった時に発生するものです。

亡くなった人の持っていたもの、つまり財産を相続する事になるわけです。

財産と言えば家や車あるいはお金を思い浮かべる事と思いますが、実は借金や損害賠償債などのマイナスのものも存在しています。

例えば家(1000万円程度)と現金100万円が遺産として残ったとします。

一見すると相続するべき財産であるように感じると思いますが、実は借金が1500万円あったとします。

つまり相続してしまうと400万円ほど損をしてしまうのです。

このように遺産を相続するとマイナスになってしまうケースというのは実は少なくありません。

特に借金などは人に知られたくないものですから存在自体を知らされていない事もあるでしょう。

では借金などの負の遺産を必ず相続しなくてはならないのかと言うと、そうではありません。

実は遺産の相続は放棄することも可能なのです。

この他「限定承認」などの方法もあり、遺産の状態などにあわせて対応する事になります。

また、相続放棄などは相続が発生すると知った時点から3ヶ月以内に手続きをする必要があることも覚えておきましょう。