今年の4月にニッケル水素充電池「エネループ」のパッケージが変わった。エネループは同社が2011年に子会社化した三洋電機のブランドだ。自然放電が少ないため購入してすぐに使えるので非常用に持っていても非常に便利だ。
エネループは環境に配慮した製品であることを青と白を基調にしたデザインで消費者に伝えてきた。グッドデザイン大賞をとったそのデザインはとても洗練されていて美しい。今回そのエネループのデザインがPanasonicロゴを全面に出してリデザインされた。今までエネループのデザインを高く評価していた層からは反発の声があがりこれはパナソニック失敗したなと思ったものである。そしてこの件に関して消費者はどう思っているのか消費者調査が行われた。
インターネットを介して消費者310人にアンケートを取った結果まずエネループを使っていない人が67%と非常に多いことに驚いた。そして店頭にエネループの先進的イメージのパッケージとパナソニックのパッケージが並んだ時どちらを選びますかという問いに対してパナソニックを選んだ人が57%という結果が出た。
ブランド力なのか?
ここだけ見るとブランド変更はうまく行ったように見えるが、エネループを使っていない人が多いということは売上が少し落ちるかもしれないですね。1年後の結果がどうなってるか楽しみですが競合する製品があまりないので長期的にみれば元に戻るんでしょうね。でも個人的にはeneloopのロゴで復活してほしいな〜。
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