では相続税はどの程度かかるのかという点も知っておく必要があるでしょう。
例えば複数人で相続した際に土地だけを相続して現金を受け取っていないと相続税の支払いができないなんて事になりかねません。
まずは相続税を計算するために遺産の総額を調べる必要があります。
家や土地であったり車、もちろん現金や宝石なども含めて総額を出します。
ただし生命保険金や死亡退職金などは法定相続人の人数×500万円までは非課税となります。
またこの他に基礎控除が3,000万円+法定相続人×600万円あります。
遺産の総額から基礎控除分を差し引いて計算をするわけです。
一般的な家庭だと基礎控除内に収まる事も少なくないでしょう。
控除額を上回った分が1,000万円以下だと10%、3,000万円以下だと15%というように徐々に税率が高くなっていきます。
1億円を超えると40%、6億円以上だと55%となっていますが、なかなかこの額になる事はないでしょう。
また相続人が支払う税金については計算した相続税を相続人であん分する事になります。