就業規則は、顧問医も含む、その事業場のすべての労働者について適用されることになります。アルバイトやパートタイマーなど異なる労働条件で働く労働者については正社員と区別した就業規則の作成・届出が必要になってきます。就業規則は必ず記載しなくてはならない絶対的規則事項と、その事業場で定めるのであれば記載しなくてはならない相対的規則事項を盛り込むことが必要となります。その他は任意的記載事項があります。公序良俗や法令に反するものでなければ記載する内容は自由です。また、絶対的・相対的記載事項の一部を欠く就業規則は無効です。
就業規則の複雑な内容を整理するためには、パート、嘱託など本則と別の就業規則を定める労働者など部分的に異なる定めが必要な労働者はあらかじめ分類しておくことや、労働時間や賃金などの項目ごとに実状を細かく箇条書きにすることや、複雑で長い分になりそうな時には条や項などを分けてみると読みやすくなってきます。記載漏れをチェックし項目、順序を整理するのも大切です。
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